心臓がドキドキする、しゃべろうとしても口がまわらない、そんな体に現れる不安におすすめしたいのが「体を動かす」です。
これは、大脳新皮質の働きを活発にする方法です。
大脳新皮質とは脳の一部で、考える・判断する・言葉を使う・体を思い通りに動かすなど、人間が生きていく上での司令塔の役割を果たしている場所です。
不安で体がガチガチに緊張しているとき、頭が真っ白になった経験はありませんか?
これは大脳新皮質がほとんど働いていないという証拠です。
そんなときは頭で考えるよりも、まず体を動かして大脳新皮質を活性化させてあげましょう。
大脳新皮質と体をつなぐ回路が刺激されると、不安になる・ならないを判断する扁桃体のオーバーワークが鎮められます。すると体の緊張もだんだんとゆるんで、不安により起きていたさまざまな症状も解消されます。
体を動かすことは脳全体を刺激して心身を調和させる効果があるのです。
(参考:なんとなく不安がなくなる本 嵯峨慈子著)