自宅でできるニューロフィードバック・トレーニング!アプリや料金などを解説

ニューロフィードバック・トレーニングとは?

ニューロフィードバック・トレーニング(Neurofeedback Training)とは、瞑想やマインドフルネスなどを行う時に、脳波計や脳波デバイスを使って、自身の集中した状態やリラックスした状態を可視化して自分自身で状態を確認しながら行うトレーニングを意味します。自分自身の状態をリアルタイムで科学的に確認することで、より効果的なトレーニングを目指すことが特徴です。

外からは判別の難しいリラックスした状態などを、自分自身を含め外部にも伝えることができるので、実際に良いトレーニングを実施できているかどうかなど、正当に評価できる点もニューロフィードバック・トレーニングの優れている点です。

ニューロフィードバック・トレーニングは、集中状態やリラックス状態を可視化できることから、瞑想やマインドフルネスと相性が良いため、スマホと接続可能な脳波デバイスを使った、瞑想やマインドフルネスのサービスもすでに展開されています。また、同様の理由でニューロフィードバック・トレーニングのスポーツのパフォーマンス、トレーニングへの活用も注目されています。

参考ページ:ニューロフィードバックとは

ニューロフィードバック・トレーニングは自宅でできるのか?

それでは、実際にニューロフィードバック・トレーニングを個人でも行うことはできるのでしょうか?さらに、特別な施設で行うのではなく、個人の自宅でニューロフィードバック・トレーニングを行うことはできるのでしょうか?

もちろん、大掛かりな装置や広大なフィールドを使ったトレーニングは個人の自宅では難しいので、できるトレーニングは限定されてしまいます。しかし、上述した瞑想やマインドフルネスとニューロフィードバック・トレーニングの組み合わせは、部屋の床に座ったり、寝れる程度のスペースだけで十分で、協力する人も必要なく一人で行えます。また、ニューロフィードバック・トレーニングに使う脳波計や脳波デバイスも、数万円の価格で着脱と計測が簡単に行えるものが一般に発売されています。

瞑想やマインドフルネスのニューロフィードバック・トレーニングは、数万円のデバイスとヨガマットほどのスペース、あるいはベッドや椅子の上でも行えます。筋力トレーニングやヨガを行うのと同じくらい簡単に個人の自宅でニューロフィードバック・トレーニングを行うことが可能です。

ニューロフィードバック・トレーニングのアプリと料金

スマートフォンのアプリストアにも、ニューロフィードバックのアプリは数多くあります。下の画像はAndroidスマホのアプリストア「Google Play」で、“ニューロフィードバック”と検索した時の結果画面のキャプチャです。

(「ニューロフィードバック」の上位検索結果)
(「neurofeedback」の上位検索結果)

上の画像を見てみると、“ニューロフィードバック”で検索すると、瞑想やマインドフルネス、脳の集中などの脳トレゲームの様なアプリが上位表示される事が分かります。

しかし、先ほど紹介した数万円で購入できる脳波計や脳波デバイスと接続して、より効果的なニューロフィードバック・トレーニングを行うには、そのデバイスに対応したアプリを使う事が必要です。

今回の記事で紹介する、ハコスコ社で販売を取り扱っている下記の2つの脳波計、脳波デバイスは価格と機能のバランスが良く、また装着の簡易さなどの面でも、毎日使うデバイスとして優秀な機器です。

  • FocusCalm™(税込32,000円)
  • Muse2(税込39,900円)

脳波計ヘッドバンド「FocusCalm™」は、公式アプリ「FocusCalm™」とハコスコ社が提供する「GoodBrain」アプリの2つのスマホアプリ(共にiOS版とAndroid版あり)に対応しています。

「FocusCalm™」アプリは、有料のアプリで、アプリ利用料が税込1,050円/月(税込7,600円/年)のサブスクリプションのプランと、ライセンス買い切りで永久利用できるプラン(税込18,000円)を選ぶことができます。マインドフルネスや瞑想、集中ゲームなど様々なプログラムが用意されており、毎日使用しても飽きないように豊富なプログラム・メニューが揃っているところが魅力の1つです。

また、「GoodBrain」アプリは、無料で利用できるアプリです。脳波デバイスと接続した脳波計測、毎日のヘルストラッキング、瞑想プログラムの機能を手軽に利用できます。

(「GoodBrain」アプリは2種の脳波計デバイスに対応しており、「FocusCalm™」利用時には集中度がリアルタイムでフィードバックされます。)

また、「GoodBrain」アプリは無料のアプリですが、個人の脳波計測から遠隔複数人同時の脳波計測(グループ計測)、リアルタイム同時脳波計測(実験用UDP通信)と、幅広く対応しているのも特徴です。

「Muse2」は、心拍数や呼吸、体の姿勢やモーションなどのバイタルデータも計測できる脳波計ヘッドバンドです。

公式の「Muse2」アプリ(有料)に接続して使用することで、瞑想時の姿勢や心拍数、呼吸といった情報を脳波と一緒にフィードバックして、理想的な瞑想の実践を構築するのをサポートする特徴があります。「Muse2」アプリの利用料は月額(1,450円と1,400円の2つのプラン)と年間(2,100円と10,600円の2つのプラン)の各種プランを選ぶことができます。

また、「GoodBrain」アプリも「Muse2」に対応しています。ただし、「Muse2」使用時は、遠隔複数人同時の脳波計測(グループ計測)は利用できませんので、注意ください。下記の各参考ページに機能などについての詳細が説明されていますので、ぜひご参照ください。

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