
今年2025年は、春から大阪・関西万博が開催され間もなく会期も終了となりますね。
様々な技術や芸術、国や人、文化や体験などが交わるイベントとして注目されていますが、このイベントで、ハコスコが提供しているサービス「GoodBrain Focus UDP計測」ソリューションを「内閣府 ムーンショットプロジェクト:第9目標展示」で採用いただきました!
ムーンショットプロジェクトとは
ムーンショットプロジェクトとは、2050年を見据えた新しい技術革新開発を生み出す国家プロジェクトで、万博では7月下旬から8月末まで、各プロジェクトの開発成果を知ることが出来る「ムーンショットパーク」という展示企画が週替わりで実施されていました。
ハコスコのソリューションは、第9目標「2050年までに、こころの安らぎや活力を増大することで、精神的に豊かで躍動的な社会を実現」というプロジェクトで活用いただきました。この目標は、2050年までにこころの安らぎや活力を増大することで、精神的に豊かで躍動的な社会の実現を目指していて、神経科学・分子生命科学とVR/AR・ロボット工学の分野の研究者が協力して、こころの状態を定量化する技術や、知覚・認知や運動機能への介入法を研究しています。東北大学の筒井教授がPM(プロジェクトマネージャー)として率いるプロジェクトです。
大阪・関西万博での展示活用について
今回の展示では、開発中の、こころの状態を「見える化」し、それに基づいてコミュニケーションを支援する技術について体験いただきました。
展示は「(未来にもしも叶うならという)問いかけがあり、「言葉にできない気持ちを伝えられたら?」という「(未来に実現する技術)答え」をテーマに、複数の人が同じ体験をした時に発生する「シンクロ」という現象をUDP計測でリアルタイムに取得し、ソフトウェアで演算・抽出をしています。この結果を、自分自身の気持ちと、人と人の気持ちが重なる瞬間を約2分30秒という時間の中で、ディスプレイ上に光・色彩・流線形を組み合わせリアルタイムにビジュアル化し「こころが繋がる状態の可視化」を実現しています。


展示期間は、8月13日~8月18日の6日間でしたが、1万人以上のブース来場者の皆様に「こころが繋がる瞬間」を芸術家のような気分で体験いただきながら、コミュニケーションのありかたや自分を知ることについて考えて頂けた時間でもありました。
このように、ハコスコでご提供している脳波ソリューションサービスは、新しい体験と価値を創造するためのご支援も行っています。ご興味のある方は、是非、お問合せください!
【UDP計測 活用一例】
- FocusCalm™︎と実験用UDP通信を利用した研究が、アジアデジタルアート大賞展FUKUOKAで入賞しました
- オーディオビジュアルイベント「Hyper geek #6」にて、FocusCalm™が使用されました
- FocusCalm™とGB FocusのUDP計測を利用したゲームが制作されました
【内閣府 ムーンショットプロジェクト】
https://www8.cao.go.jp/cstp/moonshot/index.html
【ムーンショット第9目標】