内なる美、ととのう暗闇。ー暗闇のソーシャルエンターテイメント『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』

三井ガーデンホテル神宮外苑の杜(東京都新宿区) に、「内なる美、ととのう暗闇。」をテーマとした 『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』という施設があると聞き、体験してきました。

 

1、ダイアログ・イン・ザ・ダーク(略称:DID)とは

1988年、ドイツの哲学博士アンドレアス・ハイネッケ氏の発案によって生まれました。
完全に光を遮断した暗闇での体験を通じ、人と人とのかかわりや対話の大切さ、
視覚以外の感覚の豊かさを感じるソーシャルエンターテイメント。
世界41カ国以上で開催され、800万人を超える人々が体験し、日本でも22万人以上が体験しているそうです。

 

2、ダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)の流れ

1)受付
三井ガーデンホテル2階へあがり、受付をします。

2)着替え
個室の更衣室に案内されます。
服装は、リラックスできるゆったりした服装がおすすめです。
腕時計やスマホ、アクセサリーなどを外し、靴を脱ぎ裸足になります。

3)自己紹介
少し明かりが落ちた薄暗い部屋に案内されます。
特別にトレーニングを受けた視覚障害者のアテンドさんとお会いし自己紹介。
そして、視覚障害者の方が使われている白い杖を渡されます。

4)完全な暗闇の部屋
その後、純度100%の完全な暗闇の中へ入っていきます。

 

 

 

(この階段をのぼった先に施設があります)

 

 

 

(正面が受付、左のドアの奥に暗闇が存在します)

3、ダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)を体験してみて

初体験!完全なる暗闇の世界

完全に光が遮断された漆黒の暗闇。
入る瞬間は、恐怖と不安が一気に押し寄せてきます。
心拍数があがりドキドキしました。部屋に踏み入れた瞬間、どうしても目で見ようと頑張っている自分に気づきます。
目を閉じても、目を開けても同様の真っ暗な世界。そんな暗闇の中では、最初は空間を認識することができず
今いる場所が狭いのか広いのか全くわからない状態です。自分の両手と渡された白い杖で周りをトントンと確認し、
近くに何もないということがわかると、空間がどんどん広がっていきます。自分が存在する場所が少しづつ広がっていくという体験は衝撃的でした。

 

「自分との対話」をする優雅な時間

『漆黒の暗闇。
そこは目を使うことのない照度ゼロの空間。
新しい世界に入る。一歩一歩丁寧に歩いていく。
まるで足の裏に目があるように、豊かな葉を感じる。
全身を耳にして、清らかな水のせせらぎを聞く。
触れるものすべてが心地よい情報となり、
体の内に眠る五感がいきいきと巡りはじめる。(略)』
『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』パンフレットより)
「視覚」がなくなることで他の感覚が研ぎ澄まされれ、自分の感覚だけに集中します。
まさに「今この瞬間」に注意を向けるゆったりとしたマインドフルネスな空間の中で
「自分との対話」の出来る、とっても優雅な時間でした。

 

最後にアテンドの方が「さあ、戻りましょう」と、明るい世界へ導いてくれます。
最初は恐怖心があった漆黒の暗闇から出難くなっていました。
「視覚」がない空間で『見えた』ものは、いつもより多く、
帰り道も、空気の匂い、風の音、足の裏の感覚など新鮮に感じることが出来ました。

 

日常の情報の多さに疲れている方は一度「内なる美、ととのう暗闇。」で自分の五感と向き合ってみてはいかがでしょうか。

4、詳細

利用料金/ 大人12,000円(税込)
住所/ 三井ガーデンホテル神宮外苑の杜プレミア2階(東京都新宿区霞ヶ丘町11番3号)
体験時間/ 約120分
URL/ https://did.dialogue.or.jp/totonou/